緑先生の10月の占い

[土の手型」

毎月手相についてお届けしている「今月の占い」です。

手相というのは単に手の平の線を読むのではなく、手の形、指、爪、指の付け根のふくらみなども合わせて総合的に読むものです。

手の平の線の研究を「掌線学」手の形、指、爪、指の付け根のふくらみの研究を「手型学」といい、それぞれ独立した分野として発達しました。

近代手相学ではこれらを統合してより質の高い鑑定ができるようになりました。

以前に手の形を7つの型に分類するポピュラーな手型学をご紹介しました。

先々月からちょっとめずらしい「五行説」を基にした手の形を5つに分類する手型学をご紹介しています。

その前に、初めて読む方のために「五行説」について説明します。

五行説とは、木火土金水の5つの元素によって、自然界から人間界に起こるすべての現象を説明することができるという論理哲学のことです。四季の変化や植物の変化の観察などから象徴化されました。

春は木が繁茂し、夏は火が炎熱の勢い、秋は暑熱が衰えて金が凝縮し、冬は凝縮した水が静止するという循環を繰り返します。
土壌中の種子が発芽することから、土は大きな変化を促すとして、木(春)火(夏)金(秋)水(冬)の間に置かれました。それが土用です。鰻を食べるのは土用の丑の日という言葉を聞いたことがあると思います。
5つの要素が絶えず動いていることから、5つの要素の行動、五行と謂われたのです。

この五行説は後に中国の思想家によって陰陽論と結びつけられました。「陰陽論」とは自然界には陰と陽の気があり、この相反する気が調和することで自然界は一定の秩序を保っているという論理哲学のことです。
「陰陽五行説」は東洋医薬学、四柱推命の基礎となっています。

前置きが長くなってしまいました。

先月までに5つの手型のうち「木の手型」と「火の手型」についてお届けしました。
今月は「土の手型」です。

「土の手型」

土の手型の特徴は、手指全体が厚みがあって、手の甲は長方形より正方形に近い形をしていることです。

指関節は太く、爪は幅広で角張っていて先端は丸みがあることが多いのです。
手は分厚くて四角張った印象があります。大地のように重厚感がある手といわれています。

以前にご紹介した手型の分類では「方形の手・実際型の手」にもっとも近く、「野生型の手・原始形の手」にもあてはまるといえます。

「木の手型」や「火の手型」が女性に多いのとは反対に男性に多い手型です。

この土の手型を持つ人は、まじめで忍耐強く、また常識的で合理的な考えを持つ人です。
手に届くかどうかわからない理想や夢を追いかけるのではなく、自分の能力を過大評価も過小評価もせず、客観的にとらえて、身の丈にあった、実現可能な目標を持ち、確実に達成していきます。

堅実で実際的で職務に対して忠実です。判断力も決断力もあり、また柔軟性もあって、経済観念も発達しています。

文化芸術方面での優れた才能、豊かな創造性、改革精神といったものは持ち合わせていませんが、実社会では非常に有能な人です。
会社組織では年齢とともに確実に出世していく人です。
事業経営者、不動産業、営業販売部門などで活躍している人に多く見受けられます。

土の特性として、固重、安定、生化、豊穣というキーワードがあります。

土の手型の人は、地道な生活のなかで、長年努力を積み重ねて、じょじょに収入や社会的な信用を得ていくのがベストな生き方なのです。
華やかな成功を求めて一気に階段を駆け上がるような生き方、世間から脚光を浴びるような人生を求めるのは本質とはちがっているのです。
職と住居が安定していて、家族内が平和であり、実現可能で堅実な将来設計があることが大事なのです。

土の手型の人の場合は特に「生命線」が優れていることが必須になります。

「生命線」とは、親指を取り巻いている線のことです。

この線が弱々しくなく、途中で切れずに、また四角や十字や島の形がないもの、力強くかといって濃すぎず刻まれているのが優れた生命線です。

生命線は生命力、本能、体力、気力、生きる力そのものを表します。この線が乱れている、または薄く弱々しい線だと、人間として生きる力が弱いということになります。
心身が病弱というだけではなく、忍耐力持久力がない、明るさ、積極性、社会性にも欠けます。

反対に濃くなりすぎると、やはり上記の意味となります。また過剰ということにもなります。金銭物質そして恋愛や性への執着、過度の飲食にもつながります。
適度な濃さがある生命線があると、元気で前向き、社会性もあり思いやりもある有能な人になります。

生命線に斑点、島、切れ目、波状の乱れがあると胃や消化器系の障害を示す場合があります。
五行説における土は、体の部位でいえば「胃、脾」に該当します。

また土の手型の人は「運命線」が優れているとより良いでしょう。

「運命線」とは、中指の付け根に向かって伸びる線です。これもほどよい濃さであることが重要です。また途中で切れずに、また四角や十字や島の形がないもの、力強くかといって濃すぎず刻まれているのが優れた運命線です。

太陽線は仕事運、生活、人生を表します。
土行の手型の人に優れた運命線があると、運に翻弄されることなく、努力は報われ、社会的にも認められて堅実な人生を築くことができるでしょう。

細くて切れ切れの運命線があると、住居や職が変わりやすい傾向があります。手に職をつける、堅い職業につく、といった予防策が必要になります。

人間関係は、常に家族を大切にするべきです。外での人付き合いはほどほどにして、家族との交流を第一優先にするほうが幸せにつながります。


最後まで「今月の占い」をお読みくださってありがとうございます。

来月はこの続き「金の手型」をお届けする予定です。

この占いを担当されている先生

緑先生